人間は睡眠中にコップ一杯の汗をかきます

身体に不足した水分を補うには朝にコップ一杯の水を

朝、コップ一杯の水

 

市場でせりにかけられている花は、切られてから時間が経過しているせいで元気なくしおれています。
しかし、市場から花屋さんに運ばれた花は水によって生き返ります。
それも、ただやみくもに水を与えるのではなく、種類によって水の与え方が違うのだそうです。
たとえば、茎の場合はバケツ1杯の水に贅沢に浸します。
それに対し、球根がついたものはごく少量の水に浸すということです。
そうすることで、花は生気を取り戻し、本来の色鮮やかな姿を見せます。
植物も動物も水なしでは生きられませんが、どのように水分を補給するかはとても大切。
その方法によっては、水は毒にも薬にもなるのですから。
人間の身体は汗や尿という形で絶えず水分を発散しています。
それ以外にも呼吸するときは水蒸気が吐き出されていますし
ほとんど感じられない微量の汗も常に皮膚から分泌されています。
たとえば、睡眠中、とくに暑さを感じていなくても人間はコップ1杯分くらいの汗をかきます。
さらに起床すると尿としてかなりの水分を排出しますので、朝はからだの中の水が不足した状態にあるといえるでしょう。
朝、コップ1杯の水を飲むと健康に良いといいますが
それはからだに不足した水分を補うという意味の健康法です。
朝1杯の水は消化器を刺激し、水不足で粘度を増した血液に水を与えからだの環境を快適にするという効果があるようです。

水を飲むことは有効な健康法ですが、大切なのはやみくもに飲むのではなく
からだが必要としているときに速やかに補給するということ。
朝だけではなく、スポーツや入浴などでたっぷりと汗をかいたからだは、まるで乾燥したスポンジのような状態。
そんなとき、からだは水に含まれるミネラルもすばやく吸収しますから
たっぷり汗をかいた後の水分補給は非常に効果があるといえるでしょう。
水が飲めることに感謝して飲んでくださいね。

 

また、水は老廃物をからだの外に排泄する役割を果たしますから、からだに不要な物質が溜まったときは
意識的に水を飲むことでそれをある程度解消することができます。
たとえば二日酔いは、アルコールが体内で分解されるときにできるアセトアルデヒドという物質が原因です。
たっぷり水を飲んで尿の排出量を増やし、尿と一緒にアセトアルデヒドを排出することで
頭痛や吐き気から解放されるというわけです。
ちなみに、利尿作用のあるコーヒーなどのカフェイン飲料、『コントレックス』『ヴィッテル』などのサルフェート(硫酸塩)を
多く含んだミネラルウォーターはさらにその手助けとなるはずです。
しかし、からだが水分を欲しがっているからといっても水のがぶ飲みは禁物。
水を吸収するのは主に小腸ですから、飲んだ水が吸収されるまでには時間がかかります。
せいぜいコップ1~2杯くらいで水分の補給は中断し
しばらくたってもまだ喉が渇いているようならまた飲むようにすればよいでしょう。
一度に大量の水を摂取すると、尿の量が増えるため腎臓に負担をかけることも考えられます。
さらに尿と一緒にからだが必要とする塩分も外に出してしまいますから、からだがだるく感じられることも。
また、余分な水分が腸の中に残り下痢を起こしたり、消化液が薄められることで消化不良を起こすこともありますから
気をつけたいものです。