若々しさや新鮮さを表現するときみずみずしいと言う

水の潤うような美しさをみずみずしいと略す

みずみずしい水

 

若々しさや新鮮さを表現するとき、私たちは『みずみずしい』という言葉を使います。
あるときは女性の肌の美しさを、あるときはとれたての野菜のおいしさを
またあるときは新進映画監督の感性のきらめきを『みずみずしい』という言葉で賞賛します。
辞書によると、語源は『水の潤うような美しさ』の意、とのこと。
しかし、水と生命の関わりを考えたとき、『みずみずしい』という言葉には決してそれだけではない
もっと奥深い意味が込められているはずだと思わずにはいられません。
私たちのからだにはたくさんの水分が含まれています。
なんと人間のからだの60%は水!
生まれたばかりの赤ちゃんにいたっては、実に体重の80%近くが水だというから驚きです。
人間は自分たちのことを”個体”であると考えがちですが
むしろ”液体”であると考えるのが正解なのかもしれません。
ライフ・サイエンティストとして世界的に有名なライアル・ワトソン博士は人間を”歩く水”だと言い
生命は水と共にあると語ります。
また、人間以外でも、ニワトリは75%、カエルやカニは80%、トマトやキャベツは95%
クラゲにいたっては97%が水分なのです。
動植物の命の営みに水が大きな力を発揮しているのなら

『みずみずしい』という言葉をこんな風に考えることはできないでしょうか。
水のような、限りなく水に近い存在であることが、そのまま賞賛に通じるのだと。
つまり、とびぬけた人格者を『神様のような人』というように
とびぬけて美しい肌を『水のような肌』と賞賛しているのだと。
水は命にも匹敵する最高の恵み。
『みずみずしい』という言葉で水にたとえることは、人間にとって最高のほめ言葉といってもいいかもしれません。