人間にとって一番必要なものをきちんと理解しよう

私たち人間は水のおかげで生きているんです

人間のからだには水がいっぱい!

 

人間のからだは60%が水分(成人男性の平均が約65%)。
たとえば、体重50kgの人なら、体内におよそ25リットルの水を抱えていることになります。
1リットルのペットボトル25本分ですから、以外な多さに驚かれることでしょう。
しかし、からだをつついてみても水がポチャポチャ跳ねる音は聞こえません。
25リットルもの水はいったいからだのどこにあるのでしょう。
からだの中にある水といえば、血液、リンパ液などを思い浮かべますが、そういった体液の量は全体の20%程度にすぎません。
実は体内の水25リットルのうち19リットルほどは細胞の中に封じ込められています。
細胞は約20兆個もありますが、水の大部分はほんの微量ずつ小分けにされ、細胞の薄い膜の中に存在しているのです。
残りの6リットルは細胞の外側の水。
リンパ液、血液、消化液など、いわゆる体液と呼ばれているものです。
成人で血液の総量は約5リットル。
血液以外の体液は1~2リットル程度です。
また、人間のからだで水分が少ないのは毛髪と爪ぐらいで、ほかはどの部分も水分をたっぷり含んでいます。
血液の83%が水分であることはもとより、皮膚の72%、脳の75%、網膜の92%
硬いはずの骨にさえ22%の水分が含まれます。
まさに、人間のからだは水だらけなのです。

水は胃袋で跳ね、関節を滑らかにし、眼球を潤しながら、からだの中を駆けめぐって人間の活動を支えます。
ご承知のとおり水自体には全く栄養はありません。
しかし、からだのすみずみにまで浸透し、拡散した水こそが私たちの生命を支えているのです。
住んでる地域が変わったりすると水が合わず肌が荒れてしまうという人がいるほどお肌にとっても水は大きな影響力があります。
乾燥肌や敏感肌の方は特にそう感じる人が多いかもしれません。
乾燥肌・敏感肌のスキンケア対策をしっかりしつつ潤いのある肌を保てるようにしたいですね。

 

人間は水のおかげで生きている

 

水は私たちのからだの中で実に多くの役割をこなしています。
人体での水の働きは”溶媒””運搬””体温調節”の2つに代表され
その力こそが生命という壮大なドラマを見事に演出しているのです。
水の溶媒としてのはたらきは、消化、吸収、排泄に関係しています。
消化液を分泌し、栄養素を吸収し、老廃物を排泄するのに、水は大きく関わります。
また、水は無機塩類を溶かすことで、体内のpHや浸透圧の恒常性を保ち、内部環境を正常に保っています。
運搬としての機能は、血液によって栄養素や酸素を細胞へ運び、逆に老廃物や二酸化炭素を運び出すこと。
水によって分解された栄養素は、水によって必要な場所に運ばれ、さらに不要なものを水が運び出すというわけです。
体温の調整はいろいろな方法で行われていますが、なかでも最も効果的なのが発汗です。
人間は1日に少なくとも0.5リットル程度の汗をかいています。
夏の暑い日や、からだを動かしているときなどはそれ以上で、たとえば2時間程度の
一般的なトレーニングでは2リットルを超える汗が体内から分泌されます。
発汗は、水が蒸発するときに多くの熱を奪うという性質を利用したもので、非常に効率の良い温度調節機能といえましょう。
睡眠中などの、ほとんど自分では感知できない汗でも、1グラムにつき536カロリーの熱量を奪うのですから。
もしこの機能が人間になかったら、たとえ1日じっとしていても、
からだの中のさまざまな代謝反応の際に生産される熱量だけで、体温は軽く40度を超えてしまうでしょう。

私たちがちゃんと生きていられるのは水のおかげというわけです。